「ライフネット生命」と「ブルーオーシャン戦略」
という本を読んでいます。この本を読んで、ふと頭に浮かんだ会社、
それが、「ライフネット生命」です。
似たようなネット専業生命保険会社もありますが、既存生保と比較して何か違うのでしょうか?
ちょっと考えてみました... (「ライフネット生命」の話題続きですみません...)
思いつくものを羅列してみます。
- 会社がコミュニケーションを重視している
- 非常にオープン(原価公開、財務状況を毎月公表、経営陣の顔が見える、「ふれあいフェア」実施等)
- 既存生保とのしがらみがない
- インターネット上で見積りが完結
また、ブルーオーシャン的だなと思うことを羅列してみます。
- 低コスト
- シンプル
- 購入層を広げた(かもしれない)
「低コスト」について:
ライフネット生命では、営業職員がいないのでその分、低コストにすることが可能となると思います。
「シンプル」であることも、「低コスト」にできている要因の一つだと思います。
「シンプル」について:
ライフネット生命には、「定期生命保険」と「医療保険」しかありません。
特約などもありません。保険はリスクに備えるためのものなので、
さまざまなリスクを想定すれば、その分だけ保険商品をつくることが出来そうですが、
「それは、保険じゃなくて貯蓄で備えればいいんじゃないの?」というようなものまで、
保険に頼りたくなる可能性もでてきます。
「購入層を広げた(かもしれない)」について:
もちろん、既存契約を解約して、「ライフネット生命」の保険に入るひとも、
相当数いるとは思いますが、「今まで保険に入ったことのない人」が「ライフネット生命」の
保険に入る様になった可能性もあると思います。
今まで、保険は、
- 保険代理店まで足を運ぶ
- 今の状況とかを(よく知らない人に)話し、分かってもらう
- 見積りをしてもらう(インターネットではほとんど正確な見積りは出てこない)
- 見積りを見て、入るかどうか検討する
- 申し込む
という流れかと思います。しかも、上記は、一つの過程が1日〜数日かかり、非常に面倒です。
しかも、相手(売り手)の時間の都合もあるので、自分の好きな時間帯(夜中とか早朝とか)には、
相手にしてもらえないでしょう。
また、保険代理店は保険を売って利益を得ているので、
その人に取って、本当に必要なものだけ勧めているのかどうか?は、非常に気がかりです。
(儲けたいと思えば、どんどん高い商品をたくさん勧めることになる。
不安を煽られると「あの保険、この保険、その保険にも入らなくちゃ」という気にさせられてしまいます(笑))
インターネットであれば、無理やり勧められることはないので、
比較的安心して、じっくり考えることも出来るし、
見積りを変更する時も、「ライフネット生命」だったら、マウスで数字を変えれば、
即、見積り結果に反映されます。
保険代理店だったら、もしかしたら、営業端末のようなもので、
同じことが出来るかもしれませんが、お客に触らせることは、
あまりないでしょうし、そこまで、簡単な仕組みなっているとも
思えません。
(既存生保は、色々な特約がついていて、かなり複雑なので、
ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンメニュー等が山ほどついた画面になっているのでは?と
想像します。)
もちろん、「おすすめを勧めてくれた方が、めんどくさくなく、助かる」という人もいると思うので、
一概に、すべての人に取って、「これが最高」というのは無いとは思います。